願成寺(金剛舞菩薩)

金剛舞菩薩(こんごうぶぼさつ)

舞踏をもって喜びを表し マンダラの世界を讃える仏さま

オン バザラ ジリテイ キリタ


紫雲山 世尊院 願成寺

宗派  真言宗御室派
本尊  釈迦如来 ノウマクサンマンダボダナン バク
開山  行基菩薩
創建  天平年間(729~749年)

開基は、奈良時代の行基菩薩といわれる。
戦国時代に四国中央部を支配した大西氏が帰依したころは禅 宗に改宗していた。この大西氏の守り本尊として作らせたと思 われるのが、「木仏薬師如来坐像」で、内部には「南都宿院仏 師」と記されている。奈良興福寺に所属した仏師の作とされて おり、作例は十数例しかなく、京都や奈良以外で存在している 唯一の仏像で、徳島県文化財に指定されている。
江戸時代初期の天正期、宥栄僧正の代より真言宗に改宗した ので、中興の初代住職とされている。
江戸時代中期には、願成寺第16代住職圭道が、後に高野山 へ登り法印という最高位の地位につかれた。文政3(1820)年 に高野山奥の院御廟の弘法大師木像の着衣として朝廷から下賜 されたものを、御衣替えにより願成寺に贈呈し、次の一式を添 書と共に寺宝としている。

弘法大師檜皮色御衣 一領
御袈裟 一条
御数珠 一連
御檜扇 一握
御草鞋 一足

新四国曼荼羅霊場第65番

 

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